プロ野球ファン要注目のesportsイベント「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」の開幕直前練習会の模様をレポート!

実況パワフルプロ野球2018パワプロ

2018年プロ野球シーズンの締めくくりとして日本一の座をかけて広島東洋カープと福岡ソフトバンクホークスが激突した日本シリーズは、堅実な守備から勝利を手繰り寄せたホークスが2年連続の日本一を達成するという結果で幕を閉じました。
例年ならばこれからプロ野球ファンにとっては長い長いオフシーズンが始まるところですが、今年はまだまだ楽しみな戦いが待ち受けています。
それは『実況パワフルプロ野球』(『パワプロ』)のトッププレイヤーによる初の公式リーグ戦である“eBASEBALL パワプロ・プロリーグ”です。

eBASEBALL パワプロ・プロリーグとは?

実在の球団・選手が登場する人気家庭用野球ゲームの『パワプロ』シリーズを開発するKONAMIと日本のプロ野球を統括する日本野球機構(NPB)とが共催する『パワプロ』シリーズ初のプロリーグとして2018年7月に実施が発表されました。

約2か月間にも及ぶ選考期間を経てオンライン・オフラインでの激しい争いを勝ち抜いた36人の実力者がプロ野球eスポーツ選手として認定され、さながら実際の新人選手の様に“eドラフト会議”による指名を経て決定した所属球団を使用して11月10日に開幕するeBASEBALL ペナントレースへと臨みます。

現実のリーグ分けと同様セ・パ両リーグに分かれ総当たりのリーグ戦を行い、成績上位を対象とする代表決定戦を勝ち抜いたチーム同士による日本シリーズによって年間王者となるチームが決定する他、選手個人の成績上位はタイトルホルダーとして表彰されるなど、NPBの共催もあり実際のプロ野球に限りなく近い形式での開催となっています。

これまでにも同タイトルでは年間チャンピオンを決定するトーナメントは開催されていましたが、このeBASEBALLパワプロ・プロリーグは過去のイベントと比較しても試合数・出場者が大幅に増加しているだけでなく優勝チームには総額500万円以上の報酬が支払われるなど、esportsとして本格的かつ大規模なイベントとして注目を集めています。

実は筆者もこのプロ選考会へ挑戦したものの敢え無く実力者の壁に跳ね返されてしまったのですが、今回は開幕を目前に実施されたオフィシャルの練習会を取材させて頂きました。その模様についてお伝えいたします。

11月3日に行われたプロリーグ練習会の模様

今回は普段はオンラインで対戦を重ねている選手への本番と同じオフライン環境での対戦機会の確保と共に、翌週に迫った開幕戦に向けて様々な特別仕様の説明・共通理解も目的として東京と大阪の2会場で練習会が実施されました。

11月1日に『実況パワフルプロ野球2018』へ最新のアップデートが配信されており、選手能力データが2018シーズンの成績を反映したものへと変更された他、パワプロ・プロリーグの実施を受けて様々な仕様の変更が行われています。これらについてスタッフからの説明が行われると早速選手は画面上にプレイヤーネームが表示されるなど本番形式での練習試合を行いながら、それぞれ気になる点などをチェックしていました。

今回のリーグの為にデザインされたオリジナルユニフォームを着用。プロ野球ファンなら誰もが羨む一着

併せて本番で使用する各選手専用のコントローラーも配布され、選手は普段使用しているコントローラーとの違いを確認しながらプレイ。また選手同士は常にオンライン上でやりとりは行っているとのことでしたが顔を合わせて練習する機会と言うのは貴重なようで、作戦会議から始まりプロ野球談議に花が咲く場面も多く見受けられました。

途中小休止は挟みつつも殆どの選手は時間が許す限り対戦を重ねており、終了直前にタイガースとライオンズに所属する選手によって行われた「試合内でイニングに応じてプレイヤーが交代する」形式を採用した“仮想日本シリーズ”は、約1時間にも及ぶ白熱の大熱戦に。

長時間に及ぶプレイでも高い集中力を持ってプレイし続ける、プロ選手の能力の高さが伺える試合となりました。

6イニング予定のはずが延長タイブレーク12イニングまでもつれこむ大熱戦に

中には一週間後に対戦相手として向かい合うチーム同士の選手の顔合わせもありましたが、同じく『パワプロ』を愛するプレイヤーとして終始真剣ながらも和やかなムードで練習会は進行しました。

esportsとしてのパワプロ

“eBASEBALL パワプロ・プロリーグ”で使用される『実況パワフルプロ野球2018』というタイトルは実在のプロスポーツチームをモデルとしており、実際のプロ野球の結果によってゲーム内容が変化するというesportsとしては珍しい要素を持っています。何よりもプロとして選抜されたプレイヤーはドラフトによってチームが振り分けられることによって「選手が使用するチームを自分で選ばない」というのは非常に特殊な形式です。

しかし実際のプロスポーツ選手でも自分で所属チームを決められる選手というのは極僅かであり、殆どの選手が今回のリーグ戦が初のプロゲーム選手としての活動であるという背景を考えてもこれはむしろリアルな形式であるとも考えられます。公式戦には球団のマスコットが参加しプロのアナウンサーによる実況とプロ野球OBによる解説で配信されるなど「NPBとKONAMIの共催だからこそ可能」なプロリーグが展開されることでしょう。

『パワプロ』と言えばアプリでも人気を集めている選手作成モードの『サクセス』や、シーズンを通して球団運営や監督としてのシミュレーションが可能な『ペナント』が人気モードとして知られていますが、対戦ゲームとしての側面も今後強まっていくのではないでしょうか。

筆者も参加したオフライン予選会には10代の若手やシリーズ最初期からプレイするベテランユーザーなど、幅広いプレイヤーが集まっていました。

最新のアップデートによって選手能力が最新の成績を反映したものへと更新されましたが、これも「再現性」だけではなく「対人戦での性能」も考慮した上での調整となっているそうです。

選手の声

選手にも今回のアップデートやリーグ戦に向けての意気込みについて、話を聞くことが出来ました。

今シーズン12球団トップのチーム打率でパ・リーグを制した埼玉西武ライオンズで戦うなたでここ選手は「持て余すくらいの野手陣」と話し、同じくライオンズに所属する ミリオン選手も「5点取られても6点取って勝つくらいの気持ちで」と強力打線を擁するチームへの手ごたえ感じているようでした。

一方、チーム打率がリーグ6位と実際のチームは苦しい結果になった横浜DeNAベイスターズを操作するAO選手も「ソト選手をはじめとして非常に強力な打者が揃っている」と今季リーグ本塁打王の強打者を軸にした打線は強力と捉えているようで、実際のチーム成績とプレイヤーの感覚ではまた異なる部分があるというのも今後のリーグ戦を占う上でポイントになるのではないでしょうか。

ユニフォームを既に着こなすAO選手(写真右)は長打を連発

オリックス・バファローズに所属するいちろー選手は「起用する可能性がある全ての選手の操作感を確認して練習している」と話し、実際に対戦中には能力の異なる投手を巧みに操る継投を披露していました。このようにどの選手もアップデートから僅か2日の間に自分の使用するチームや対戦チームの特徴についてチェック済みの模様で、選手の熱い意気込みを感じることが出来ました。

日本シリーズではホークスを相手に残念な結果に終わったもののセ・リーグ三連覇を達成した広島東洋カープに所属するカイ選手は「ホークスと日本シリーズをやって勝ちたい」と、ゲーム内でシーズンのリベンジを目標に掲げていました。

カイ選手に限らず全ての選手は日本中の球団のファンの想いを背負っての戦いとなりますが、どの選手からも一様に緊張感よりもポジティブな感情のコメントが飛び出したのが印象的でした。貴重な練習会の合間でインタビューに応じて下さった選手とスタッフの皆様に感謝いたします。

今後の予定

“eBASEBALL パワプロ・プロリーグ”は11月10日(土)の開幕節を皮切りにスタートし、毎週末に行われる公式戦では全5節の総当たりリーグ戦を経て成績上位の3チームが12月16日(日)のeリーグ代表決定戦に進出。そしてセ・パ両リーグの代表となったチームが来年1月12日(土)の“e日本シリーズ”にて年間チャンピオンの座をかけて激突します。

開幕戦となる第1節では会場となるベルサール渋谷ガーデンにて音楽グループ・ベリーグッドマンによる公式エンディングソング『プレイヤー』の生披露が行われる他、各球団のマスコットも応援に駆け付けるなど非常に大規模なイベントが予定されています。事前の観覧応募については既に締め切られていますが、当日来場枠も設けられており入場は無料となっていますので、興味を持った方は是非現地へ足を運んでみては如何でしょうか。

また、第3節以降についてもeペナントレースの観戦の応募は順次受け付けていますので、詳しくはeBASEBALLパワプロ・プロリーグの公式サイトや公式twitterをチェックしてみて下さい。

<公式サイト>
https://e-baseball.konami.net/pawa_proleague/

<公式Twitter>

https://twitter.com/eBASEBALL_Pro

今年のプロ野球オフシーズンはストーブリーグだけでなく、『eBASEBALL パワプロ・プロリーグ』にもご注目下さい。