2年目突入の『FORTNITE』はクラフト弱体化で戦術変更?アップデートv5.10とv5.20の内容をレビュー!

フォートナイトフォートナイト

100人から最後の1人を目指して戦う人気バトルロイヤル『フォートナイト』

1周年を記念した飛行船

リリース1周年記念を迎え、遂に2年目に突入した本タイトルですが、このゲーム独自の要素であるクラフト(建築)について、以前より終盤戦の長期化・複雑化などを理由に弱体化が検討中であると告知されていました。

そのクラフト弱体化が先日配信されたアップデートv5.10にて遂に実装。今回は最新アップデートのv5.20の内容も交えて、クラフト弱体化が実装された第5シーズンのフォートナイトについてお伝えいたします。

クラフト弱体化アップデートの詳しい内容

1周年記念イベントを含む大規模アップデートとなったアップデートパッチv5.10で実装されたクラフトに関する詳しい変更内容は以下の通りです。

  • 木材の壁の初期耐久力が100から80に減少。
  • 石材の壁の初期耐久力が90から80に減少。
  • 木材の壁の最大耐久力が200から150に減少。
  • 金属の壁の最大耐久力が400から500に増加。
  • 金属素材での建築時間が20秒から25秒に延長。

これによって、素材ごとのクラフト特徴は表のようになりました

素材 初期耐久値 完成までの時間 最大耐久値
木材 100→80 4秒 200→150
石材 90→80 11秒 300
金属 80 20秒→25秒 400→500

このように各素材の初期耐久値が80に統一されるなど、クラフトの耐久値に変化が加えられました。初期耐久値というのはクラフトを実行してすぐの耐久値、そこから時間の経過によって最大耐久値まで増加していくようになっています。

目を引くのはやはり木材の弱体化ですね。これまでは「完成速度が速く初期耐久値が高い」という木材の特徴を生かした建築バトルが主流でしたが、初期耐久値も最大耐久値も低くなったことで壊されやすくなり、相対的に石材や金属の価値が上がったと見ることが出来るでしょう。この調整によってクラフト勝負の流れにも変化が起こっています。

先制攻撃と素材の使い分けが重要に

大きなタワーは崩されるリスクが増加

今回の調整によって接近戦でクラフト勝負になった場合は複雑な建築を完成させることが難しくなり、実際にプレイしていても今までのようにクラフトで一旦仕切りなおしとは行かず交戦開始から短期決着となるケースが増えた印象です。一撃目を当てた方がこれまで以上に有利かも知れません。

遠距離であっても先に攻撃を仕掛けた方がクラフトへ攻撃を続けることで優位を保ちやすくなりました。これまでもグレネードやロケットランチャーを持っている相手には建築で粘ることは難しかったのですが、ドラムガンやミニガンといった高速連射の武器でもクラフト速度より早く壁を壊してしまえるので、そうした武器の価値が上がり遠距離からの攻撃を受けやすくなったと言えます。

相手の拠点へ攻め込む場合も、出来るだけ2列3列のクラフトをしないと簡単に壊されてしまい落下ダメージを受けてしまう事も増えるでしょう。今まで以上にクラフト素材の使い分けは重要になって来ます。木材は急ぐ場合や移動用に、石材や金属はあらかじめ拠点を作る場合に向いていますね。

フラッシュ・ファクトリーやジャンク・ジャンクションといったマップ端のエリアも、石材や金属を多く入手できるという点では今まで以上に降下目標として魅力的になったとも考えられますし、これまでは武器や回復アイテムに比べて持ち運びの優先度が低かったポケットフォートの価値もアップしているのではないでしょうか。

即座に金属製のヤグラを呼び出すポケットフォートは緊急時の壁としても有効

v5.10とv5.20で実施された主な調整

索敵と攻撃を兼ねた武器として終盤戦で大活躍の誘導ミサイル

シーズン5開幕以降のアップデートではクラフト以外にも数多くの調整が行われており、以下が武器やアイテムに関する主な調整になります。

v5.10

  • SMGとコンパクトサブマシンガンのダメージ・連射速度が減少
  • 補給物資の中身の出現率を調整
  • 誘導ミサイルの復活 ダメージは1発74~77に
  • 安全地帯の待機時間・縮小時間の変更。6回目の安全地帯から移動サークルに

v5.20

  • 2連式ポンプショットガンの実装
  • 自販機の出現率と、レアな自販機である確率が上昇 必要な資材数が減少
  • リモート爆弾のドロップが4→3に、所持上限が10→6にそれぞれ変更

あまりに強すぎたため一旦削除されていた誘導ミサイルが熱いエールに応えて遂に復活。ミサイルを操作できる点はそのままに、速度やダメージが減少してキル性能が下がった状態での再登場となりました。

更に、2つのショットガンを持ち替えて連射することが出来ない調整が導入されたばかりですが、新たに追加された「二連式ショットガン」は弾は2発ごとにリロードが必要なものの、至近距離で143~150の基本ダメージという超高火力な武器になっています。これで近距離武器の選択肢が更に広がりましたね。

他にも補給物資の内容や自販機の出現率・必要資材が変更になり、多くのユーザーが強い武器が入手しやすくなりました。安全地帯も6ウェーブ目から移動を始めるようになり、一点に留まって最後まで戦い抜くことが難しくなっています。クラフトの調整内容とセットで考えれば、勝負の短期決戦化を後押しするアップデートと言えるでしょう。

第5シーズンはスピード決着の時代到来?

移動する安全地帯で「待ち」戦術も難化

『フォートナイト』におけるクラフトは数多のバトロワゲームが登場している昨今でも本作独自の要素であり、人気の理由のひとつであるのは間違いありません。特にクラフト技術を磨いていたプレイヤーも多く、今回の調整内容に対しては残念であるという意見・感想もかなり見受けられました。

しかし『フォートナイト』をリリースするEpicGamesは本タイトルのアップデートには非常にユーザーからの意見・フィードバックを取り入れており、それは前述の誘導ミサイルの復活と調整からも明らかです。以前のクラフト弱体化告知に対しての反対の声も聞かれている中でこのアップデートに踏み切ったということは、ゲーム内のクラフトの複雑化・長期戦化が運営の想定以上のものになっていたということであり、ユーザーのゲームに対する情熱がもたらした調整と言えるかも知れません。

一度削除された誘導ミサイルがv.5.20にて変更を加えて再登場したように、今後またクラフトについても折衷案のような調整が行われる可能性もありますし、決して今までのクラフト技術が現在は使えないという訳でもありませんが、今verではスピーディーな撃ちあいバトルを練習して見るのも良いのではないでしょうか。